プロ野球・東京ヤクルトスワローズが49年間にわたり2軍本拠地として使用してきた「ヤクルト戸田総合グラウンド(戸田球場)」。
2026年11月5日、ヤクルト本社が同施設を「学校法人大正大学」へ売却することを正式発表しました。ネット上では「大正大学が売却されたの?」「なぜ大学がプロ野球の球場を買ったの?」と驚きと疑問の声が広がっています。
大手ニュースでは「売却の事実」しか報じられていませんが、「なぜ大正大学だったのか?」「大正大学側にどんなメリットがあるのか?」「ヤクルトファンの見学ラストチャンスはいつなのか?」を徹底解説します。
1. 「大正大学が売却された」は勘違い!ニュースの真相
SNSで「大正大学 売却」とトレンド入りしたため、「大学が経営難で身売りしたのか」と勘違いした人も多いようですが、真相は「大正大学が買い手」です。
- 売り手:株式会社ヤクルト本社
- 買い手:学校法人大正大学
- 対象施設:ヤクルト戸田球場、クラブハウス、陸上競技トラック、ラグビー場
- 契約日:2026年10月19日(売買契約締結済み)
- 引き渡し予定:2027年4月
ヤクルトは老朽化や水害対策のため、2027年に新ファーム施設(茨城県守谷市)へ拠点を移すことが決定しており、空くことになる戸田の敷地を大正大学が引き継ぐ形となりました。
2. なぜ大正大学?プロ球場を取得した「3つの決定的な理由」
大学がプロ野球の2軍施設を丸ごと買い取るのは異例です。大正大学が購入を決断した背景には、大学側の切実な事情と明確な狙いがあります。
① 硬式野球部の練習環境が「激変」する
大正大学の硬式野球部(東都大学野球連盟所属)は、これまで埼玉県松伏町にある「埼玉校舎」のグラウンドをメイン拠点としてきました。しかし、プロが半世紀近く使ってきた本格的な球場・クラブハウス・室内練習設備が手に入ることで、選手のスカウティングやチーム強化に直結します。
② 都心キャンパス(巣鴨)からの圧倒的なアクセスの良さ
大正大学の本部キャンパスは東京都豊島区西巣鴨にあります。
- これまでの松伏グラウンド:巣鴨から電車とバスを乗り継ぎ、片道約1時間半〜2時間
- 新拠点の戸田グラウンド:埼京線(板橋駅や赤羽駅経由)を使えば、巣鴨から約30〜40分で到着
移動時間が大幅に短縮されるため、授業と部活動の両立が格段にしやすくなり、学生アスリートにとって最大のメリットとなります。
③ 創立100周年事業と「ヤクルトとの共闘関係」
大正大学は創立100周年を控えており、スポーツ振興と地域連携プロジェクトを推進しています。 また、今回の売却後もヤクルトの陸上競技部やラグビー部は大正大学と共同で施設を利用し続けることが発表されています。単なる土地売買にとどまらず、トップ実業団と大学スポーツが連携する拠点としての価値を見出したといえます。
3. ヤクルトファン必見!戸田球場・戸田寮の「ラスト見学」はいつまで?
「燕の巣」として数々の名選手(青木宣親、山田哲人、村上宗隆など)を育て上げた戸田球場。2軍の公式戦はすでに2026年シーズンをもって終了していますが、完全に立ち入れなくなるのはまだ先です。
| 予定時期 | 出来事・ファンの見学可否 |
| 2026年 秋〜冬 | 秋季練習や残留組の調整で使用 |
| 2027年 1月 | 新人合同自主トレ(戸田球場・戸田寮で実施決定) |
| 2027年 3月 | ヤクルト守谷新施設へ完全移転予定 |
| 2027年 4月 | 大正大学へ正式引き渡し |
報道によると、2027年1月の「ルーキー新人合同自主トレ」は従来の戸田球場および戸田寮を使って行われることが明言されています。ドラフト指名選手たちが戸田の土を踏む姿を見られるのは、来年1月が本当に最後の機会となります。
まとめ:伝統のグラウンドが学生野球の聖地へ
長年、荒川の氾濫による水没に悩まされながらも、ファンとの距離が日本一近い球場として愛されてきたヤクルト戸田グラウンド。
プロの本拠地としての役割は終えますが、更地や物流倉庫になるのではなく、「大正大学の学生たちが汗を流す野球場・スポーツ拠点」として存続することは、野球ファンにとっても喜ばしい結末といえます。
戸田での最後の雄姿となる「2027年1月の新人合同自主トレ」に足を運ぶファンは、ぜひ49年間の歴史に思いを馳せてみてください。
ヤクルト戸田寮&戸田球場など大正大学へ売却 〝燕の巣〟として49年間使用 今季のファーム・リーグで2軍公式戦終了 – サンスポ https://t.co/xH6vUMzSse @SANSPOCOMより #swallows ヤクルト本社は5日、埼玉・戸田市に所有している「ヤクルト戸田総合グラウンドおよび付属施設」を学校法人大正大学へ売却すると発表した。「ヤクルト戸田総合グラウンド」は、ヤクルト戸田球場、陸上競技トラックおよびラグビー場で構成されており、陸上競技トラックとラグビー場は、ヤクルト本社の陸上競技部とラグビー部が大正大と共同で利用する。— サンスポ (@SANSPOCOM) November 5, 2026


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